【簡単に解説】Mashup(マッシュアップ)の作り方をざっくり3STEPで解説

DJ

こんにちは、YamaC /ヤマシー です。

皆さん、Mashup(マッシュアップ)作ってますか。自分はよくアニソンブートレグをよく作るのですが、それとともに、アニソンのMashupを作るのがめっちゃ好きです。

とらドラ!を全話見たあとには、オレンジのブートレグとともに、他OP・ED曲のマッシュアップをすべて作りました。(何してんだ)(あるDJイベントで全て流す暴挙をしました。)

Mashupを作るのは、DTMのオモロを手軽に味わえる方法でもあります。すべてを1から作るのはやっぱりしんどいと思うのですが、マッシュアップは大きく3STEPで作れると思ってます。

というわけでここでは、簡単にマッシュアップを作る方法を3STEPで紹介していこうと思います。

※YamaC / ヤマシーはFL Studioを使用していますが、DAWにとらわれない、共通的な解説をしていくつもりです

STEP1:ボーカルを抽出する

まずは、Mashupに使いたい曲のボーカルを抽出します。ボーカル抽出は、「Ultimate Vocal Remover」を使うとめちゃくちゃ便利です。手順は以下の通り。

Ultimate Vocal Removerをダウンロード

まずは公式サイトからUltimate Vocal Removerをダウンロードしてインストールします。このソフトは無料で使用できます。

DL先 → Ultimate Vocal Remover

Windowsの場合はWindows Installationのところから。

Macの場合は、armかIntelかによってダウンロードするファイルを選んで。

それぞれの環境に合わせて、インストールが完了したらソフトを起動します。

対象曲のインポート

使用したい曲のオーディオファイルをUltimate Vocal Removerにインポートします。インポートする際には、ファイル形式を確認してください。確か、m4a(itunesとかで使ってるやつ)は対応してなかった気がします。一般的な形式(MP3、WAVなど)であれば問題ありません。

まず、Select Inputで、ボーカル抽出したい曲のファイルを選択します。その後、Select Outputで、ファイルを書き出す場所を指定します。(右側のWAV, FLAC, MP3を指定することもできます)

抽出スタート

モデルの設定やパラメータ、GPU Conversion(GPUを使用するか)、vocalのみ抽出するか、Instrumentalのみ抽出するか、などなどを選び、Start Processingをクリックしてボーカル抽出を実行します。

というわけで、この処理をするだけで、ボーカル抽出が完了しました。(早すぎる)

モデルの選択ですが、自分はいつもこの設定で行っています。たまに他のも試しますが、大概はMDX-Netの UVR-MDX-NET Mainを使ってると思います。(なんかこれが一番抜ける気がして好き)

差はありますが、最悪このソフトをインストールしてきて、そのままボーカルを抜くだけでも有料ソフト並です。詳しい設定が知りたい人はこれらを参考にしてみてください。

ULTIMATE VOCAL REMOVERのボーカル分離に感動した話

AIボーカル除去・抽出ソフト 「Ultimate Vocal Remover」の使い方と最良設定について

STEP2:キーが合う曲を探す

次に、抽出したボーカルとキーが合う曲を探していきます。結局ここが一番オモロポイントでもあります。

もちろんSTEP2でキーが合う曲や、合わせたい曲が決まっている場合もよくあります。ただ、自分は確認の意味でも、キーが合っているか確認してます。

ちなみに、だいたい自分はRekordboxを使って確認してます。

マッシュアップに使用したい曲のキーと同じキーの曲をRekordboxのExportでとにかく合わせまくって、「これだ!!!!!!!」となるものをただ探し続けます。

とにかく色々聞いて、どこの部分をどこから合わせるか〜みたいな部分を考える。一番楽しい時間です。

合わせて聞いてみて、違和感なければ、Rekordboxでキーが合う曲を探すフェーズは終了です。

STEP3:DAWで曲をあわせていく

最後に、抽出したボーカルと、選んだ曲を任意のDAWで組み合わせて、マッシュアップを作っていきます。自分はDTMをFL Studioでしているのでそれを使用していますが、正直なんでもいいと思います。(FFの方の中にはGarage Bandを使ってる人もいました)

DAWにボーカルと曲をインポート

抽出したボーカルと選んだ曲を任意のDAWにインポートします。新しいプロジェクトを開き、トラックを整理して作業しやすい環境を整えていきましょう。インポートしたオーディオファイルを適切なトラックに配置します。

EQとディエッサーを使用する

ボーカルにEQやディエッサーを使って音質を整えていきます。EQを使って、ボーカルの周波数帯域を調整し、合わせる曲とのバランスを取っていきましょう。

個人的にボーカル抽出した音源に重要なのは、ディエッサーを使用して、サ行とかの耳に刺さりがちな音を抑えることだと思ってます。

ちなみに自分はディエッサーを去年の夏始めて知りました。

紹介していただいた素晴らしいディエッサー(無料)はこちら

【無料】Techivation『T-De-Esser』歯擦音や耳障りな音を素早く取り除くディエッサー・プラグイン(VST・AU)→https://sawayakatrip.com/post-6148653948

紹介してくれた素晴らしいアカウントは下のリンクから(めちゃくちゃ良いマッシュアップ作りまくってる方)

handlename(@fricccxxx)

サイドチェインを設定する

4つ打ちの曲なら、ボーカルと曲のバランスを取るために少しだけサイドチェインをかけるといい感じです。(かけすぎるとせっかく合わせるボーカルが消失して悲しい気持ちになります)

サイドチェインを設定することで、ボーカルがトラックに埋もれずにしっかりと聞こえるようになります。自分はNicky Romero – Kickstart2を使用して、キックのタイミングに合わせてボーカルが下がるように調整しがちです。

いい感じに設定できる・わかりやすい画面・ノブで簡単に調整できて楽なので好きです。

Nicky Romero – Kickstart2

ええ感じのところを見つけて合わせる

まあ結局ここが一番むずかしいけど、オモロポイントです。ボーカルと曲の合いそうな部分をとにかく探して、タイミングと場合によってはピッチを調整していきます。

ここについては試行錯誤でとにかくいい感じのポイントを見つけるしかないです。

オーディオクリップをとにかく刻んだり、順番変えたりして、不要な部分は消し、合わせたい曲に合わせていく。やることはひたすらにこれです。

これが終われば、マッシュアップが完成します。正確にはマスタリングとか色々ありますが、自分はマスタリングよくわからないので、割愛します。(Ozone10 Advancedをかけて終わっています)

最近作ったMashup・まとめ

直近で作ったMashupはこちら

これはもう完全に思いつきです。キーの確認とか何もしてないです。なぜか車の中にDJ機材が存在する謎の友人と遊びに行ったときに、ある方がHamdi – Countingを流していて思いつきました。

思いついたら、だいたいこんな感じの手順で作ってます。

作るタイミングとしてはアニソンブートレグを作るほどの体力無いけど、マッシュアップをつくってDJユースなものにしたいな・・・と思ってやることが多いです。

というわけで、以上Mashupの作り方を簡単に紹介してきました。DTMはちょっと敷居が高い(ソンナコトナイノニ…)と思ってる方にもおすすめなので、ぜひええ感じの自分だけのMashupを作ってみてください。

何か不明な点がありましたら、リプライとかDMとかで聞いてくれれば、わかるところは回答します。

では、皆さんもMashup制作ライフ、楽しんでみてください✋

マッシュアップだけでなく、自作でアニリミハードコアを作りたいよ!という方はこの記事もチェック↓

結局おすすめのサンプルパック、何なん?(Sample Pack for Hardcore)

※最後に、一番大事なことを一言

「使用楽曲へのリスペクトを忘れないようにしましょう」

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